初めまして、子ども学習支援ボランティア「こだま」代表の岡本と申します。
社会のグローバル化や経済至上主義が、否応なく私たちの生活にも影響を及ぼしています。経済発展による豊さというメリットは確かにありますが、反面大きなデメリットがあり様々な場面に弊害が現れています。
そしてそれは未来を支える子どもたちにも確実に影響を及ぼしています。いじめや不登校、若年層の自殺率の悪化等々、大切なかけがえのない子ども達を取り返しのつかないほど傷つけているのです。
良い学校に入って、良い会社に入って、お金儲けをすることで幸せになれるという大人達が決めた従来の成功方程式は、果たして正しいのでしょうか?
お金があれば何でも買える、成功=お金持ちという価値観が、子ども達にも確実に刷り込まれていますが、成功した方が全員幸せではありません。今こそ私達大人は真剣に考えねばならないのです。
また良い成績を取ることだけが目的となり、本来の学習の楽しさを忘れてしまう結果にもつながりかねません。学ぶことはもっと素晴らしい事、楽しい事だと思います。
再度申し上げますが、大人たちが考える幸せを、子供たちに押し付けてよいのでしょうか?
私たち大人は、もう一度自問し、考えないといけない時代なのかも知れません。子供たちは未来そのもの。自分の未来を自分で考えることの出来る人間になるお手伝いが出来れば、この上ない幸せです。
学校でなく塾でもない「もうひとつの学習する場」である「こだま」で、子供たちに学習する楽しさをもっと知ってほしい、そんな願いを込めてこだまを設立致しました。
勉強をしたくないとか勉強に疑問を抱く子どもたち、私たちの想いに共感頂ける方、子供たちの未来を考える方など、一緒に小さな一歩を踏み出してみませんか?
あなたに会える日を、心待ちにしております。
代表個人連絡先:j_wind100@yahoo.co.jp
普通学生さんは毎日学校に行って、各科目を勉強します。国語や英語、算数や数学、はては体育に至るまで多くの勉強をします。
その中ですでに知っている事もありますし、初めて理解する事柄もたくさんありますね。
「○○君、この問題の答えはこのようにして出すんだよ}」
「え、そうなんだ!なるほど、わかった!」
こんな風に新しい事を覚えていくのです。 この瞬間の何とも言えない嬉しさは、先生の年になってもよく覚えています。
特に小学校の時の初めてわかった時などは(ちょっと大袈裟ですが)、大人になったような、お兄ちゃんになったような妙な高揚感を忘れられません。
私だけでなく、教室に来ているボランティアさんも懐かしそうにお話をしてくれました。
この「出来た!」という体験こそが勉強の楽しさであり、学ぶ事の素晴らしさでもあるのです。
でも中学校や高校生になるにつれて、だんだんとこの「わかる」という感覚が薄れてきている感覚があります。
確かに「わかる」感覚は覚えているものの、だんだんと内容も難しくなってきます。比較すれば圧倒的に多い量の問題をこなしていかないと先生からOKはもらえません。
.ですので効率的にこなす為に、試験のコツなどを身につけていかなくてはならないのです。受験という大きなテーマがそうなっているので現実問題として仕方ないのかも知れない。
でも無意識故に有難さはわからないか、わかっても一瞬だったりしますが、毎日のこの「わかった?」「うん、わかった!」という解答には、素晴らしい意味が込められていると思いませんか?
昨日までは知らなったことが、今日この時に理解することが出来る。これが薄れていくことが良いことなのか?
正直答えには少々困る事は多いですね。
学生さんの暮らしぶりも大きく変わりました。まず学校もそうで、昔のような(話が古くて申し訳ない!)何かあったら怒られてお仕舞ではなく、○○ハラが浸透したせいかそう簡単には怒れません。会話を重視して根気良くコミュニケーションをとっていかなくてはなりません。
またデジタルもどんどん進んでいますのでSNSも盛んになっていますし、学校が終わっても友人関係の話題は尽きませんね。楽しいようでもあり、しんどいやろうな~とも思います。
いろいろ考えさせられる今の学生さん達の生活ですが、それでもあえて勉強の仕方、「わかった!」を身に着けて欲しいと思います。
いくら勉強が出来たとしても、どんなに優秀だとしても、勉強の楽しさを忘れてほしくないから、です。
勉強をして純粋に感じる楽しさは何者にも変えることは出来ない。たとえ優先度合いが低くとも、やっててすごく楽しい事はずっとやっていて欲しい。私は大した学歴ではないですが、それこそが意外と自分の人生を支えてくれるものだからです。
今は何を言っているかわからないと思うけど、きっと社会に出たらそう思う時が来ると思います。
非常に気候も厳しいですが、暑さに注意してしっかり勉強して欲しいと感じます。それでは、また次号でお会いしましょう。
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